冬本番

皆さまこんにちは。お久しぶりです、院長です。

遅くなりましたが、本年もどうぞ宜しくお願い致します。

さて。

上井草在宅支援診療所も、1月4日におかげさまで無事開院1周年を迎えることができました。2022年1月4日に開業してから怒涛の1年間、全てが手探りの中、皆さまに助けていただき、振り返れば一瞬で過ぎ去っておりました。日々、本当にありがとうございます。

先日、近隣のケアマネージャーさんや訪問看護師さん、薬局さん、基幹病院の地域連携の皆さまにお集まりいただき、開院1周年記念パーティーを開催させていただきました。とても楽しく、有意義なひと時を過ごすことができました。

コロナ禍の影響で、ここ数年は皆さまと対面でお会いする機会もなかなか作れず、一緒に同じ患者様の地域医療に携わるなかで普段からよく電話や文面でやり取りはするものの、その方のお顔がわからない…なんて、冗談のようなことが実際に起きております。Web上で画面越しの会議などがあっても、対面でお会いしてお話しすることにまさるコミュニケーション方法はないと感じます。

この点について、私は地域医療を支える一員として、とても強い危機感を覚えております。病院と違って、在宅医療の現場には多数の事業所が関わることが常です。しかし、お互いがどのようなスタンス・考え方・関わり方をお持ちなのかがわからないままに、患者様を中心とした地域包括ケアシステムを円滑に進めることの難しさは、きっと我々だけでなく他事業所の皆さまもお感じになっているのではないかと思っています。

今後、国内の感染状況や感染症法上の位置づけの変更にもよりますが、少しずつ勉強会など開催し、お互いの顔が見える連携を強化していくことができればと思っております。あわせて地域住民の皆さまや患者様に対しても、健康維持・増進のためのセミナーなど開催していきたいと考えております。

とはいえ、私の身体が一つなもので、すぐにとはいかないかもしれませんが、、こうご期待！

ちなみに、1周年記念のボールペン作ってみました。

皆さまにお配りしています。早い者勝ちです、あしからず…m(_ _)m

閑話休題。

ここ数日、最強クラス寒波とのこと、急に冷え込みましたね。

大雪になってしまうと訪問診療に影響するので、戦々恐々です。。

寒気がやってくると、元々喘息など慢性呼吸器疾患をお持ちの方は病状が悪化することがあります。いつもと違う症状などおかしいな？と感じたら、早めの受診をお願いします。また、喘息治療中の方は、一時的に治療強化するなど対策も立てられますので、ご相談くださいね。

そして…寒さを超えた先に、いよいよにっくき花粉症シーズン到来です。。

私は元々花粉症症状が強く、通年でアレルギー内服治療をしています。

花粉症は、症状が酷くなってからではなく事前の治療をお勧めしますので、例年心当たりのある方はお早目にご来院下さい。内服・点鼻・点眼治療などお手伝いさせていただきます。なお、アレルギー検査も簡単に採血で行うことができますので、ご相談下さい。

最後に、皆さまにお願いがあります。

今後国がコロナ対策をどう舵切りしていくか不透明な中で、我々末端の医療者は目の前の発熱患者様に日々対応していく必要があります。とはいえ日々の対応患者数には限界もあります。

皆さまにはぜひ、発熱外来だけでなく、『オンライン診療』を有効活用していただければと思います。

オンライン診療というと、なんかよくわからないし難しそう…とお感じの方も多いと思いますが、スマートフォンが普及した今、想像以上に手軽になっております。やり方も指導致しますので、ぜひ一度お試し下さい。発熱した際の対応方法については、『冬への対策を万全に！！2022.10.13』にも記載していますので合わせてご参照ください。

皆さまにとって、2023年が楽しく健康で笑顔あふれる1年になりますように！

ではまた。