新年のご挨拶

  • 2022.01.04

新年明けましておめでとうございます。

お正月、三が日も過ぎ、いよいよ当診療所OPENの日がやってまいりました。

地域の皆さまをお受入れする準備も無事整いました。外来では、さまざまな病気や健康診断などに対応できます。ホームページ(https://kamiigusa-zaitaku.clinic/outpatient.html)にも載せてありますので、お時間のある方は是非目を通してみてください。

ご病気のことはもちろん、介護のことや、これからの闘病生活について不安がある方など、どんな内容でも相談に乗りますので、是非一度ご相談にいらしてください。

当診療所には14床の入院設備がございます。もし内部をご覧になりたい方がいらっしゃいましたら、スタッフまでお気軽にお声がけください。個別にご案内させていただきます。

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さて。今回は、院長の簡単な自己紹介をさせていただこうと思います。ご興味のある方のみどうぞ。

1984年、東京都三鷹市生まれ。現在37歳になります。

幼少期は音楽に触れることが多く、音楽家に憧れた頃もありました。が、スキルと根気が足りず断念。

両親が医療関係だったこともあり、医師を目指し、父の母校でもある杏林大学医学部へ入学。

在学中も、音楽に携わりたい気持ちが強かったので、大学の管弦楽団をはじめ、各地で盛んにおこなわれていた医科学生オーケストラにも多数参加しました。大学4年生の時には、自分の好きな曲を好きなように演奏したい!と思いたち、仲の良い他大学の同士を集めて、自前のオーケストラを立ち上げたりもしました。勉強との両立は、それはもう、とてもとても大変でしたが…笑

2010年に卒業し同大学呼吸器内科に所属。

2013年からは複十字病院呼吸器内科で外来・入院診療に携わり、結核や非結核性抗酸菌症、間質性肺炎、肺癌など、多岐に渡る病気と接しました。

つじ内科クリニック(父のクリニック)では、外来診療を行っておりました。呼吸器内科としてだけではなく、内科として多種多様な疾患と接し、地域の窓口としての町医者の役割を経験しました。

おおみや診療所では、外来診療と訪問診療を行っておりました。初めて訪問診療と触れる機会をいただき、私の中で医療・診療に対しての考えがとても大きく変わり、転機となりました。

そんな中、当時住んでいた練馬区石神井町の近くにあった、医療法人五麟会栗林医院にご縁があり、勤めることとなりました。私が強い興味を持ちはじめていた訪問診療に加え、入院病床も持つ有床診療所でした(現在は閉院しております)。たまたま同じ大学の先輩であった、理事長の町田先生に引き立てていただき、2018年から2021年11月末にかけて院長を務めさせていただきました。

外来診療・訪問診療・入院診療と3つの側面を持つ有床診療所で診療に当たったことで、それまではやりたくてもなかなか難しかった、医療・介護・生活すべてを診る「人を診る」という私の理念が少しずつ体現できるようになりました。地域の患者さま・ご家族さまや、他医療機関・介護サービス事業所の皆さまにもとても良くしていただき、忙しくも、とても充実した日々を過ごさせていただきました。残念ながら同医院は諸般の事情で2021年11月末日で閉院となりました。

私は、これまでの経験から、急な体調不良で辛い思いをされている方や元々の持病と闘病している方はもちろん、適切な医療・介護にたどり着けないでいる方や、行き場のない方などにも、等しく正しい医療サービスを速やかにお届けし、生活や介護の側面も支えていけるような、地域密着型の医療を行いたいと、思っております。

そのために、地域の皆さまに等しく間口を広げるべきと考え、外来診療を。

様々な背景で通院が難しくなった方、ご自宅で最期まで過ごしたい方などに少しでもその方らしい余生を楽しんでもらうため、訪問診療を。

そして、在宅で頑張っていたけれど、ご家族の体調変化やご本人の容態変化などでどうしても家にいることができなくなってしまった方、行き場がなくなってしまった方を受け入れ、安心して過ごしていただけるよう、入院診療を。

前医でつちかったノウハウを活かし、この度、杉並区上井草という新天地で、有床診療所を立ち上げるに至りました。今までお世話になった練馬区界隈はもちろん、今回新たに杉並区でも医療に携わることができるようになりました。少しずつ、自分にできることは何なのか見極めながら、進んでいこうと思っております。

自己紹介だったはずなんですが…いつのまにか脱線してしまいました。

ちなみに、趣味は、お酒と旅行(沖縄大好き)とゲームです。普段はどちらかというとインドアなので、ゆっくりできるときはお酒片手にゲームしたりしていることが多いです。最近はDbD。

コロナ禍で、なかなか外食をすることもままならない日々が続き、酒好きには辛いところです。きっと、これを読んでいただいている方の中にも、飲食店・飲み屋さんでお仕事をなさっている方もいらっしゃることと思います。本当に、ご苦労様です。また大手をふるって行けるような世の中に戻るよう、個々人の感染防止対策の徹底と意識改革を、切に願います。みんなで、頑張りましょう。

さて。長くなりましたので今回はこのあたりで。

皆様が今年一年、健康で良い年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。

今後とも、上井草在宅支援診療所を、どうぞ宜しくお願い致します。