内科クリニック 上井草在宅支援診療所

杉並区の上井草在宅支援診療所では、内科・呼吸器内科・緩和ケア内科に対応しております。
『病気を診る』だけでなく『人を診る』ということを常に心がけており、患者さま・ご家族さまに寄り添った医療の提供を目指しております。
患者さま、そしてご家族さまの抱えているお悩み、お聞かせください。
患者さまにとって必要な医療・サービスをご案内いたします。

外来のご案内

杉並区上井草在宅支援診療所の外来診療

診療時間について

当診療所の外来診療時間は以下のようになっております。
なお、診療終了時刻の30分前には受付を終了いたします。

●:土曜日は9:00~14:00
診療時間 日・祝
9:00~12:00

受診のご案内

初診時の持ち物

初めて受診される方は以下のものをお持ちください。

  • 健康保険証

また、以下をお持ちの方は健康保険証と一緒にご提出ください。

  • 紹介状
  • お薬手帳
  • 各種医療受給者証

ご注意

  • 初診、および月初めの受診の際は、有効期限内の健康保険証(コピーは不可)をお持ちください。
  • マイナンバーカードの保険証利用については未対応になります。ご了承下さい。
  • 就・転職などにより、ご加入になっている健康保険が変わった際は、新しい保険証を受付にご提示ください。
  • 住所や電話番号など、健康保険証の内容に変更が入った際は受付にお知らせください。
  • 再診以降、当診療所の「診察券」は受診の都度、お持ちください。
  • 他の医療機関で薬を処方されている場合は、お薬手帳をご持参ください。
  • 妊娠中、および妊娠の可能性がある方は、必ずお申し出ください。
  • ひどい痛みや下痢・嘔吐などの症状がある場合は受付にお申し出ください。
  • いつ頃から、どんな症状が現れているのか、既往歴(今までにかかった病気)などについてお教えいただき、また、すでに他院で診察を受けている場合は、診断名、治療内容、各種検査結果などをわかるようにしていただくと診察がスムーズに進みます。
  • 当診療所では、「個人情報」の取り扱いには、スタッフ一同、細心の注意を払っておりますので、ご安心ください。

診療科目のご案内

当診療所では主に内科・呼吸器内科・緩和ケア内科の外来診療を行っております。
風邪や腹痛などの急性疾患から高血圧、糖尿病などの慢性疾患、COPD・喘息・肺炎・肺がんなど呼吸器疾患まで幅広く治療いたします。
また、主にがん治療のケアを専門とした緩和ケア内科も診療しております。どんな内容でも、お気軽にご相談下さい。

内科

発熱、鼻水・鼻づまり、咳・痰、喉の痛みなどの内科診療

内科は専門領域の枠にとらわれることなく、患者さまの全身を診療していきます。
風邪(発熱、鼻水・鼻づまり、咳・痰、喉の痛み など)をひいた、風邪のあとから咳が止まらない、突然の腹痛、嘔吐・吐き気、下痢に見舞われたといったものから、なんとなくだるい、夜眠れない、頻尿になった、動悸がする、咳息苦しい、胸が痛い、頭痛がひどい、めまいがする、足がつる、手足がしびれる、腰・膝関節などが痛い、など、日常で起こる諸症状について、どんな内容でもまずは受診のうえご相談下さい。

また、体調不良であるものの原因がよくわからないという場合もご受診ください。
内科は、初期診療(プライマリーケア)として、どの診療科での診察が適切かを医師が判断する窓口的な役割も担っています。
なお初期診療の結果、高度な医療機器による検査や治療、入院加療が必要と医師が判断した場合は、当診療所の入院の他、提携先病院・専門医療機関を速やかにご紹介します。

長期の治療が必要となる慢性疾患も対応いたします。
生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、睡眠時無呼吸症候群 など)をはじめ、アレルギー疾患(花粉症、アレルギー性鼻炎など)、COPD・気管支喘息・非結核性抗酸菌症など慢性呼吸器疾患、長年に渡る腰痛症などにつきましても診療範囲となります。
基礎疾患は指摘されていないものの、健康上の不安があるという場合もご相談や健康診断、個別検査など取り扱っておりますので、お気軽にご相談ください。

発熱外来について

発熱者については、発熱者枠として別途診療時間を設けます。
事前に電話連絡いただき、当診療所側が指定した時間帯にマスク着用のうえお越しください。
出入口も正面玄関は使用せず、職員の誘導に従って所定の位置でお待ちいただきます。
当診療所では、事前連絡をいただいた患者さまに対してのみ、唾液によるCOVID19 PCR検査が可能です。
事前連絡がない場合、通常診療中は状況により検査をお断りすることがありますのであらかじめご了承下さい。

以下の症状に心当たりがあれば、一度ご受診ください

  • 発熱(受診前に、必ず電話連絡をお願いします。)
  • 咳、鼻水、喉の痛み
  • 咳がなかなか止まらない
  • お腹の調子が悪い(腹痛、便秘・下痢など)
  • お腹が張る
  • 吐き気、嘔吐
  • 胸やけ
  • 食欲不振
  • 胸痛、圧迫感
  • 頭痛
  • 立ちくらみ
  • 動悸
  • 息切れ
  • むくみ
  • 喉の渇き
  • 尿の異常(出にくい、近い、血が混じるなど)
  • 発疹
  • 疲労感
  • 夜のいびき、日中の眠気
  • 急な体重の増減 など

内科でよく取り扱う疾患

急性疾患
慢性疾患

内科で診療する主な疾患

風邪

主に病原体(細菌やウイルス など)が、鼻や喉など上気道に感染し、それによって炎症が起こっている状態を総称して風邪症候群と呼ばれます。一般的には風邪(かぜ)と呼ばれているものです。
なお風邪を引き起こす原因の大半はウイルスによる感染です。

主な風邪の症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、喉の痛み、せき、痰、頭痛、発熱といったもので、吐き気・嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状がみられることもあります。

風邪は、特に治療をしなくても1週間以内で軽快することがほとんどです。
ただ、症状が強く出ていて、今すぐにでも改善したいという場合は対象療法が行われます。例えば、咳を鎮めたい、痰が切れないという場合に鎮咳薬や去痰薬などを用いて諸症状を軽くすることができます。
なお、ウイルス感染による風邪には特効薬がありません。
ウイルス感染に引き続いて起こりやすいとされる細菌による二次感染を予防する目的で、抗菌薬を早期に処方することもあります。

インフルエンザ

インフルエンザとは、感染力が強いとされるインフルエンザウイルスに感染し、発症している状態を言います。主に飛沫感染や接触感染で感染しますが、数日間の潜伏期間を経て発症し、3~7日間ほど症状が続いた後、多くの場合自然治癒に向かいます。

症状としては、高熱(38℃以上)、悪寒、頭痛、関節痛、倦怠感などの全身症状だけでなく、咳、痰、呼吸困難、腹痛、下痢も現れることがあります。また小児やご年配の方、基礎疾患をお持ちの方は重症になる可能性があり、気管支炎や肺炎を併発するほか、場合によっては脳炎や心不全など致死的な合併症を発症することもあります。発症早期に治療を加えることで、症状の進展をある程度防ぐことができますので、発熱時は早めの電話連絡相談をお願いします。

またインフルエンザに関しては、万一発症したとしても症状が軽減し合併症リスクも減少するとされるインフルエンザワクチン予防接種があります。当診療所でも取り扱いがございますので、自治体からのお知らせがありましたら、是非ご相談下さい。

胃腸炎

一口に胃腸炎と言いましても様々ありますが、ウイルスや細菌、もしくは寄生虫によって引き起こされる胃腸炎のことを感染性胃腸炎と言います。代表的な疾患には、ノロウイルス、サルモネラ腸炎、腸管出血性大腸菌感染症(O157など)、カンピロバクター腸炎などが挙げられます。

主な症状は、下痢、嘔吐、悪心、腹痛、発熱などです。脱水・電解質異常に伴う諸症状が強い場合は点滴補液なども検討します。内服治療としては、整腸剤や抗生物質などが用いられます。

感染症胃腸炎は予防が非常に重要です。有名なノロウイルスの感染予防としては、外出先からのご帰宅の際、トイレや食事の前などはこまめに手洗い・うがいを心がけるようにすることや、他人が嘔吐・下痢をした際の処理は直接触れないよう必ずマスク・エプロン・手袋を着用し、次亜塩素酸での消毒を行うことが求められます。また、カンピロバクター腸炎は生の鶏肉、腸管出血性大腸菌は、生肉全般にリスクがありますので、しっかり加熱することである程度避けることができます。

花粉症(アレルギー性鼻炎・結膜炎)

主に花粉がアレルゲン(抗原:アレルギーの原因となる物質)となって発症するアレルギー症状の総称を花粉症と言います。

主な症状は、目のかゆみや充血、目の異物感、涙、くしゃみが止まらない、鼻水・鼻づまりなどです。さらに酷い状態になると、咳、喉や皮膚のかゆみ、頭痛、倦怠感、微熱、不眠、下痢、体や顔のほてり、イライラ感などを感じることもあります。

原因となる花粉については、スギやヒノキがよく知られていますが、シラカバ、ハンノキ、カモガヤ、イネ、ブタクサ、ヨモギ、その他雑草類でも発症することもあります。したがって、春先限定というわけではありません。ただ、いずれにしても花粉が飛ぶ時期に限定されることから花粉症は、季節性アレルギー性鼻炎、または季節性アレルギー性結膜炎とも呼ばれています。

原因を確実に特定することは困難であることが多いですが、ある程度ご自身のアレルギー要因を把握しておくことは、非常に重要です。当診療所では、簡単な採血検査で一通りの花粉や食べ物などのアレルギー検査を行うことができますので、是非ご相談下さい。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎とは、アレルゲンによって鼻粘膜にアレルギー反応・浮腫を起こした状態を言います。主なアレルゲンには、花粉に加え、ハウスダスト(家の埃やダニの糞・死骸など)、ペットの毛やフケ、カビといったものが挙げられます。

主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、鼻のかゆみなど鼻症状が中心です。また風邪の症状とよく似ているのも特徴なので、発症に気づくのが遅れることもあります。なお、特定の花粉を除くアレルギー性鼻炎は季節が限定されることはありません。つまり1年中症状がみられることから通年性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。

治療は主に抗ヒスタミン剤の内服を行います。それでも鼻づまりの症状が強く出ているのであればステロイド含有点鼻薬などを併用することもあります。そのほかにも、例えばハウスダストが原因であれば部屋の水拭きや古いクッション・布団・ソファーなどの手入れ・買い替えなど、アレルゲンから可能な限り回避する環境を整えておくことも大切です。動物の毛に対してのアレルギーの場合は、居住空間の分離なども検討しなければなりません。

内科で診療する主な生活習慣病

高血圧症

血圧とは心臓から血管に向けて血液を送る際にかかる圧力のことを言います。
血圧には収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)があり、収縮期血圧が140mmHg(家庭血圧135mmHg)以上、拡張期血圧が90mmHg (家庭血圧85mmHg以上)で高血圧症と診断されます。

血圧が高いままの状態が続くと常に心臓から余分な負荷をかけて血液を送る必要があり、そして血管はその圧に耐えられるよう硬化していきます。
長年の経過で、徐々に動脈硬化を招き血管が脆くなるほか、血管内が狭くなることで血流障害を起こすことがあります。

しかし、重症化するまで特に症状が出ないのが高血圧の特徴で、知らぬ間に高血圧放置状態が続けば、脳梗塞・脳出血、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、慢性腎臓病などの致命的な合併症リスクが高まっていきます。
症状はなくとも、常にご自宅・職場・定期的な健診などで血圧測定する習慣を作るだけでも、こうしたリスクを遠ざけることができます。
もし測定してみた値が高かった、以前よりも上がっている、など気になることがございましたら、是非一度受診・相談をお勧めします。
また、定期的に心電図・胸部レントゲン検査などを行うことで、病気の早期発見にもつながりますので併せてご相談下さい。

高血圧症は主に2種類に分類されます。
1つは原因が特定できない本態性高血圧症で、もうひとつは他の病気が原因で引き起こされる2次性高血圧症です。
日本人の高血圧症患者さまの約9割が本態性高血圧症になります。
なお本態性高血圧の直接的な原因は不明とされていますが、遺伝的要素(高血圧を発症しやすい体質)、肥満や過食、日頃の食生活での塩分過剰摂取、飲酒・喫煙、運動不足などが誘因として挙げられています。
将来的に治療が必要となり多数のお薬を飲むことになる前に、是非現在の生活習慣をもう一度見直していただき、予防をお勧めします。
外来ではそういった健康相談ももちろん可能ですし、生活習慣見直しのアドバイス・お手伝いをさせていただきますので、お気軽にお声がけ下さい。

糖尿病

血液中に含まれる糖分(ブドウ糖)を血糖と言い、その濃度のことを血糖値と言います。
この血糖値が慢性的に高い状態が続くと糖尿病と診断されます。

健康な方であっても食事をする、糖分が含まれたジュースを飲むなどすると一時的に血糖値は上昇しますが、膵臓から分泌されるホルモンの一種インスリンが働くことですぐにバランスのとれた状態に戻ります。
しかし、糖尿病が発症すると、インスリンが全く分泌されない・分泌量が不足する・分泌されていても効果が落ちてしまうなど、多様な異常をきたし、血糖値が高いまま下がりにくくなってしまいます。

糖尿病発症の原因は主に2つに分類されます。
ひとつは1型糖尿病で、インスリンを作る膵臓のβ細胞が自己免疫反応による破壊などによってインスリンを全く分泌できなくなる病気です。
もうひとつは2型糖尿病と呼ばれるもので、主に日頃の不健康な生活習慣(過食・偏食、運動不足、飲酒・喫煙、肥満、過剰なストレスなど)によって膵臓が疲弊し、インスリンの分泌量不足や質の低下(効き目が悪い)が起きている状態です。
なお、全糖尿病患者の9割以上を占めるのが2型糖尿病です。

糖尿病も発症間もなくは症状がほぼ出ませんが、病状が進行するにつれて、のどの異常な渇き、多尿・頻尿、倦怠感、食欲旺盛にもかかわらず体重が減少するといった症状がみられるようになります。
慢性的な高血糖状態が続くと、血管は常にダメージを受け続けてしまいます。
高血糖放置が続けば、やがて細小血管が障害を受け、多岐にわたる合併症を引き起こします。
糖尿病網膜症、糖尿病腎症、脳血管障害・虚血性心疾患などの血管病変、糖尿病神経障害など、進行してしまうと失明や透析、足の切断など生活の質を急激に悪化させ最悪命に係わってしまうことがあります。

糖尿病を疑う要素としては、普段から倦怠感が続く、糖質脂質が多い食生活を続けている、尿が泡立つ、急激に体重変化があった、健康診断や他院の採血で血糖値が高いといわれた、などが挙がります。
症状がなくとも、少しでも不安な気持ちがあれば、それが受診のタイミングです。
自分は病気のはずがないと、つい思いがちですが、早めの受診・検査で対策を講じれば、その後の転機は大きく改善します。
悪化させてしまう前に、ぜひ一度受診・相談をお願いします。

脂質異常症

血液中には脂質が含まれていますが、そのうちLDL(悪玉)コレステロール・nonHDLコレステロール・中性脂肪(トリグリセライド)が過剰な状態にあるか、HDL(善玉)コレステロールが少ないという場合は、脂質異常症と診断されます。

なかでもLDLコレステロール・nonHDLコレステロールは動脈硬化と関連が深く、過剰となると血管内皮にコレステロールが蓄積されてしまい、血管内腔が狭まって血流が悪くなり、さらに悪化すると閉塞(梗塞)状態になります。
これが心臓付近の血管であれば、狭心症や心筋梗塞、脳周辺の血管なら脳梗塞を発症するようになります。
そのほかにも下腿の動脈が詰まってしまう閉塞性動脈硬化症なども発症することがあります。

なお脂質異常症もほぼ自覚症状がありません。
そのため、定期的な健康診断や受診で採血検査を受けていただき、LDLコレステロール・nonHDLコレステロール・中性脂肪の値を把握しておくことが重要となります。
なお、LDLコレステロールは食事で影響を強く受けるため、当診療所の採血検査ではnonHDLコレステロールを測定します。
今までに一度でも異常を指摘されたことがあるものの、特に検査を受けずに放置しているといった方は、是非一度受診してください。

なお、脂質異常症と診断される具体的な診断基準の数値は次の通りです(空腹時採血)。

  • LDLコレステロール値≧140mg/dL(高LDLコレステロール血症)
  • nonHDLコレステロール値≧150mg/dL(境界域高non-HDL-C血症)
  • 中性脂肪≧150mg/dL(高トリグリセライド血症)
  • HDLコレステロール値<40mg/dL(低HDLコレステロール血症)
高尿酸血症(痛風)

血液中に含まれる尿酸が過剰になっている状態を高尿酸血症と言います。
血液検査で血清尿酸血値が7.0mg/dLを超えている場合を言います。

そもそも尿酸とは、細胞の核の成分であるプリン体が分解して発生する老廃物を言います。
その大半は血液中で溶けて腎臓へ運ばれ、やがて尿として排出されます。
ただ、尿酸が必要以上に増えてしまうと、血液中で針状に結晶化した尿酸塩として存在するようになります。

さらに過剰な状態が続くと尿酸塩はどんどん増え、これが関節などに留まってしまうと激痛(有名な部位は足の親指の付け根など)を伴うことがあります。これが痛風発作と呼ばれる症状です。
血清尿酸血値が7.0mg/dL以上では、いつ発症してもおかしくありません。
また、痛風の症状が出なくても、尿酸値が高いままだと痛風結節のほか、尿路結石、腎障害、脳血管障害、心疾患など様々な合併症を発症するリスクが高くなります。

なお尿酸が増える原因としては、先天的な代謝異常、造血器疾患、遺伝的に尿酸が排出しにくい体質であること、また尿酸の元となるプリン体を多く含む食品(レバー類、干し椎茸、魚卵類、えび、かつお、いわしなど一部の魚介類など)を過剰に摂取している、アルコールの多量摂取、肥満、無酸素運動のやりすぎといったことが挙げられます。
このようなことから、高尿酸血症の患者さまは食生活を見直したり運動習慣を整えるなど、生活習慣の改善が必要になります。
お酒好きの方向けに…たとえプリン体offを選んでも、たくさんつまみを食べてしまえば、尿酸値は上がってしまうということです。
一度でも痛風発作を疑う症状を経験した方、健診で異常を指摘されたまま放置している方は、是非早めの受診をお勧めします。

呼吸器内科

咳、発熱、のどの痛みなどを診療する呼吸器内科

酸素を体内に取り込み、二酸化炭素を排出する器官のことを呼吸器と言います。
具体的には、咽頭・喉頭~気管支、肺・胸膜の症状や病気を中心に診療していきます。
かぜ、インフルエンザ、肺炎、扁桃炎、咽頭炎、気管支炎、肺炎といった急性呼吸器疾患だけでなく、気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、睡眠時無呼吸症候群、非結核性抗酸菌症、結核後遺症、間質性肺炎、肺がん、自然気胸など、多様な慢性呼吸器疾患についても診療していきます。

「咳がいつまでも続く」、「痰がなかなか切れない」、「以前と比べると階段や坂道がしんどくなった」、「同年代の友人と一緒に歩くとついていけなくなった」、「少しの動作で息切れがしてしまう」、「胸が痛い」、「胸部レントゲン撮影で異常があるといわれた」など、気になる症状がありましたら、一度当診療所へ受診をお勧めします。

以下のような症状がある方は一度ご受診ください

  • 発熱
  • くしゃみ
  • 鼻水、鼻づまり
  • のどの痛み
  • 胸痛
  • 息切れ
  • 胸部に異常な陰影がある
  • 喫煙歴があって肺年齢が知りたい など

呼吸器内科の代表的な疾患

呼吸器内科で診療する主な疾患・症状

長引く咳(慢性咳嗽)

咳の症状というのは、かぜやインフルエンザなどの呼吸器感染症であれば、一般的には2~3週間程度で治まります。
そのため3週間以上咳が続いている場合を遷延性の咳、さらに8週間以上咳が続いていると慢性の咳(慢性咳嗽)と診断されます。

慢性咳嗽と診断された場合には、呼吸器感染症や気管支拡張症、肺がんなどの除外診断は必須です。
他には、咳喘息と呼ばれる疾患が有名です。これは、慢性的に咳が出続けてしまう気管支疾患です。
かぜなどの呼吸器感染症による気道感染、冷たい空気やほこりといった刺激に敏感に反応するなどして炎症や咳発作が出ている状態です。気管支喘息と似た病態ですが、適切な治療を行えば治癒を目指すことができるため、早期に診断をつけて吸入ステロイドなどの治療を行うことが重要です。

また前述したように、長引く咳は咳喘息だけでなく、肺癌、気管支拡張症、非結核性抗酸菌症、肺結核、副鼻腔気管支炎症候群、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、アトピー咳嗽、逆流性食道炎、薬剤の副反応などといった様々な病気による症状の可能性があります。
ただの風邪だろうと放置せずに、是非受診のうえ診察・胸部レントゲン検査など精査を受けましょう。

気管支喘息

気管支とは、肺に空気を取り込む通り道が、気管からそれぞれの肺へ左右に分岐した先の部位のことを言います。
気管支喘息では、気管支や気管がアレルギーやウイルスなど様々な要因によって炎症を起こし狭くなり、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」などの呼吸音(喘鳴)や、症状として咳・苦しさを生じることがあります。
少しの刺激(喫煙や冷たい空気を吸う など)でも敏感になってしまい、咳が出始めるとなかなか止めることができず、悪化すると呼吸困難の症状が起きるようになります。

長らく続く咳や、喘鳴を感じているなど、気管支喘息を疑うような症状がおありの方は、まずは呼吸機能検査・採血・胸部レントゲン検査などで鑑別診断を行う必要があります。
いずれも当診療所で施行できますので、是非一度ご相談下さい。
また、すでに気管支喘息として治療を受けている方も、定期的な検査は必須ですのでご相談下さい。

気管支喘息の治療の基本は吸入ステロイドになります。
病態によって使用量調整を行い、他にも気管支拡張薬やロイコトリエン拮抗薬、テオフィリン製剤、抗コリン薬なども併用することがあります。

急に気管支が狭くなり呼吸困難症状が生じる状態を気管支喘息発作といいます。
気管支喘息発作が起きてしまっている場合は、早急に気管支を拡げて呼吸を楽にしてあげなければなりません。
当診療所では、ネブライザー吸入、ステロイド剤・テオフィリン製剤点滴投与、酸素投与などを行うことができます。
重症の場合は応急処置を行ったうえで連携先専門医療機関へのご紹介も行います。

気管支喘息は普段からの予防治療がとても重要です。
治療が奏功していると症状が出づらくなり、ついご自身の判断で治療を中断してしまう方をよく見かけます。
しかし、気管支喘息は他の風邪などとは異なり、症状が出てしまってから治療を行うのでは遅い病気です。
頻繁に発作を繰り返していると一生消えない後遺症を気管支に負ってしまう(リモデリング)可能性があり、また、発作が重症化すると酸素投与や入院治療が必要となり、最悪致死的となることがあります。
つまり、気管支喘息の確定診断を受けている場合は、無症状であったとしても症状が出ないように、医師の指示の通りに基本となる吸入ステロイド薬を、しっかりと常用することが大切です。

気管支喘息についての病態の理解を深めることがなにより大切ですので、当診療所に受診していただければ、病態~治療について一つ一つ丁寧に説明させていただきます。
よく理解しないままに、漫然と治療を行うことのないよう、是非当診療所をご利用下さい。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPDとは、タバコの煙を長期間に渡って吸入し続けることで肺に慢性炎症を起こし、気管支の変性・気管支~肺胞(気道の先端にあって、酸素と二酸化炭素の交換をする肺の組織)が破壊されてしまう病気です。
最初は無症状~軽い風邪のような症状から始まることが多く、徐々に動作時の息苦しさや倦怠感、しつこい咳や痰の症状などが表れてきます。

風邪が長引いているのかな?歳をとったから体力が落ちたのかな?と、初期症状は放置されがちです。昔(今も)たばこを吸っていた・風邪のような症状がもう1か月以上続いている・最近同年代の友人と一緒に動いても自分だけ遅れてしまう、辛くなってきた・階段をのぼるとすぐ息が上がるようになってきた、などに一つでも当てはまる方は、是非一度受診していただき、呼吸機能検査や胸部レントゲン検査、必要に応じて連携先医療機関で胸部CT検査などを行うことをお勧めします。

肺は一度壊れてしまえば元には戻らない臓器です。
まずは禁煙をしましょう。そのうえで、早期に確定診断し治療を開始すれば、病気の進行はある程度抑えることができます。
もし何もせず放置すれば、徐々に呼吸困難が悪化し日常生活に支障が出るようになり、どんどん痩せて体力が落ちていきます。
さらに悪化すると、常に酸素吸入をしなければ日常生活を送ることができなくなってしまいます。

治療としては何をおいてもまずは禁煙です。
いくら薬を使っても、肺にたばこによるやけどを繰り返してしまっている限り、進行を抑えることは困難です。
吸入薬で抗コリン薬や気管支拡張剤を使用します。
他にも咳止めや去痰剤などを併せて内服していただくことがあります。

COPDの確定診断を受けた方は、風邪やインフルエンザなど感染症をきっかけとして、急激に病状が進行し呼吸困難が悪化することがあります。これをCOPD急性増悪と言います。
急性増悪を起こしてしまうと、通常の吸入薬などでは回復は困難となります。
更に酸素飽和度の低下などあれば入院治療が必要となります。
そうならないよう、普段から感染対策と体力づくりを徹底していただき、万が一風邪などの症状が現れた際は、絶対に放置せずすぐに受診していただくことが必要です。

急性気管支炎

気管支が炎症を起こしている状態のことを言います。
誘因としては、細菌・ウイルスの感染や喫煙・アレルギーなどが挙げられます。
症状としては主に咳や痰、熱などがみられるようになります。

治療法としては、原因に合わせて抗菌薬治療、咳止めや去痰薬、解熱薬などの内服治療となります。
治療が遅れると肺炎などに進展することもありますので、疑わしい場合は早急にご連絡のうえ受診をお願いします。
場合によっては抗菌薬の点滴治療を数日にわたって外来もしくは入院で行うこともあります。

感染性肺炎

肺に細菌もしくはウイルスが感染し、炎症を起こしている状態を感染性肺炎と言います。
症状としては、主に激しい咳、痰、呼吸困難、胸痛、発熱などがみられます。

まずは肺炎の原因が何なのか、しっかりと鑑別診断を行う必要があります。
採血検査・胸部レントゲン検査や、インフルエンザやコロナなどの迅速抗原検査、痰の培養検査、疑わしい場合はコロナの唾液PCR検査などを合わせて評価します。
また、必要があれば連携先医療機関へご紹介し胸部CT検査なども行うことがあります。

軽症であれば外来での治療で経過観察できることもありますが、採血検査で炎症反応が非常に高い場合や、体内の酸素飽和度が下がってしまっているケース、食事が摂れなくなっているなど大きく体力を落としてしまっている様な中等症~重症ケースについては、ご入院での治療をお勧めすることがあります。
状態によっては、当診療所入院病床のご案内だけでなく、連携先専門医療機関へのご紹介も行います。

なお細菌感染が原因の場合は肺炎球菌によるもの、ウイルス感染が原因の場合はインフルエンザウイルスやコロナウイルスなどが有名です。
肺炎球菌・インフルエンザウイルス・コロナウイルスともに、予防接種を行うことで一定の感染予防効果を得られるといわれております。
高齢者の肺炎球菌ワクチンの接種は65歳から定期接種となり、各自治体で費用の一部の助成制度があります。
当診療所ではいずれの予防接種も取り扱いますので、肺炎発症のリスクを少しでも下げるため、是非ご相談下さい。

誤嚥性肺炎

加齢や、脳梗塞などの基礎疾患によって嚥下機能低下をきたし、食事や唾液などが気管支~肺へ垂れ込むことで起こる肺炎のことを誤嚥性肺炎と言います。

通常の感染性肺炎との鑑別は、画像診断および問診などで行います。
治療としては、抗菌薬治療に加え、禁食・補液対応が必要となりますので、基本的には入院治療が必要となります。
無事治療奏功し改善が得られたとしても、その先また肺炎を繰り返さないように、嚥下機能が実際どの程度衰えてしまっているのかを精密検査する必要があります。
ご相談のうえ、連携先医療機関への紹介受診をお勧めします。

誤嚥性肺炎は予防が非常に重要です。
特に口腔内常在菌が炎症の原因となることが多いため、常に口腔ケアを心がけてください。
もし頻回に歯を磨くことができなくても、うがい・口ゆすぎをするだけでも効果があります。
食事の際は、なるべくひとくちを小さくし、よく噛んでから飲み込むようにしましょう。歯が悪く嚙むことが難しい場合は、食べる前に小さく刻んだり、とろみをつけて飲み込みやすくしたり工夫が必要です。
特に水分の多い食べ物や飲み物は誤嚥しやすいため、むせることが多くなったなと感じたら、早めにとろみ剤を利用するようにしましょう。
とろみ剤は薬局やスーパー、インターネットなどで手軽に手に入れることができます。
ご興味のある方はご相談いただければご案内させていただきます。

今よりも嚥下機能低下を起こさないよう、普段からよく噛み、よくおしゃべりをし、よく笑うようにしましょう。
コロナ禍以降、日常で人と以前のように接することが難しくなり、会話の頻度が少なくなっていませんか?ご近所さん、ご家族やご友人と会ってお話ししたり、電話をしたり、感染対策を取りつつも健康クラブなど人が集まるところに顔を出したりしてみて下さい。
要支援・介護認定が済んでいる方でしたら、デイサービスやデイケアなどの利用もお勧めします。
いつまでも美味しくご飯を食べられるように、今から少しずつ取り組んでいただければ幸いです。

間質性肺炎

間質性肺炎とは、何らかの原因(関節リウマチ、皮膚筋炎、全身性強皮症などの自己免疫性疾患、異物、薬剤など)で気管支~肺胞の周囲の壁に炎症を起こし、壁が厚く(硬く)なっていく病気です。
原因や病態などで細かく分類されており、それぞれで治療方針や経過が異なります。
そのため、胸部レントゲン検査・胸部CT検査・採血で疑わしい結果が出た場合は、専門医療機関での精査を受け、どの分類の間質性肺炎なのかを把握する必要があります。
また、確定診断後も、定期的な受診・評価が必要となります。
治療および経過観察について当診療所でも診察可能ですので、ご相談下さい。

結核(肺結核)

結核菌による感染症です(主に空気感染)。感染後、人に感染を拡大させてしまう排菌状態にある患者さまは、専門医療機関での入院治療が必要となります。
排菌していない状況が確認できれば外来で内服治療を行うことが一般的です。
細菌性肺炎などとは異なり、治療期間は6か月~1年ほどかかります(基礎疾患などで期間は変わります)。
なお、感染しても発症しないこともあり、その場合は潜在性結核感染症と呼ばれ、基礎疾患の有無などで治療すべきか経過観察で良いか判断することとなります。
結核菌は体内で休止状態のまま長期間潜伏し、加齢や他疾患などで体力低下・免疫力低下を起こした際などに、再燃・発症することもあります。

症状としては、咳・痰・血痰・息切れ・倦怠感・長く続く微熱・体重減少などが挙がります。
最初は長引く咳やだるさなど風邪のような症状から始まることが多く、発見が遅れることがありますので、2週間以上続くような場合はできる限り早めの受診をお勧めします。
検査としては胸部レントゲン検査や採血、痰培養などが必要となります。
画像で疑わしい所見があった場合は、CT検査及び専門医療機関への紹介とします。
排菌している可能性が高い場合には、人との接触を極力避ける必要があり、ご紹介先の専門医療機関で結核菌を排菌していることが確認された場合はそのまま緊急入院対応が必要となります。

治療としては、結核菌の薬剤感受性試験をしたうえで、内服・注射剤を組み合わせて行われます。
抗結核薬として内服治療を行う場合は主に4種類の内服薬を組み合わせて行います。
治療途中での内服中止は、薬剤耐性結核を発生させてしまうリスクが高く、確実に治療を完遂することが重要となります。

なお、当診療所は清瀬市にある複十字病院と連携させていただいております。
結核診療について、何かご不安なことがありましたら、是非一度ご相談下さい。

肺自然気胸

肺を覆っている胸膜が何らかの原因で破れ、それによって胸腔内で肺から空気が漏れてしまう状態を肺気胸と言います。
漏れた空気に押され、肺が縮み心臓など他の臓器が押しやられる状態に進行すると、緊張性気胸と呼ばれ救急対応が必要となることがあります。
症状としては、胸痛、突然の呼吸困難、乾いた咳などが挙げられます。
重いものを持ち上げたり、くしゃみや咳などをしたり、激しい運動をしたり、背伸びをしたりと、何か誘因があった際に急に発症することがあります。

検査としては胸部レントゲン検査が有用です。
放置すると致死的になりうる病気ですので、苦しさを伴う咳がある場合は、すぐに受診し画像評価を行う必要があります。
症状とあわせて病状を評価し、重症の場合はすぐに連携先医療機関へのご紹介とします。
軽症の場合は外来で画像評価をもとに、経過観察を行います。

肺がん

気管支や肺の細胞が何かしらの原因で癌化したものを、原発性肺がんと言います。
他臓器のがんが肺に転移したものを転移性肺癌と言います。
気管支もしくは肺の一部の細胞から発生し、がんが死因の日本人男性の中では肺がんは第1位(がんの部位別統計、厚生労働省「2020年人口動態統計(確定数)」)となっています。

肺がんは発症まもない時期は自覚症状が現れません。
そのため、初期の段階ではご自身で気づくことは稀です。
健康診断によって見つかることが大半で、早期発見するためには定期的な健診を受けたり、他の基礎疾患などで定期通院時に適宜胸部レントゲン検査を受けたりすることがとても重要です。
病状が進行するとしつこい咳や血痰、息切れ、倦怠感、体重減少などの症状がみられるようになりますが、症状があらわれていると言うことは、すでに病状は進んでいる状態と考えられます。
すぐの受診・検査をお勧めします。なお肺がんは病状が進むにつれて、周りの組織をどんどん破壊しながら増殖していき、血液やリンパ液に乗って他臓器へ転移していくこともあります。

検査としては胸部レントゲン検査・採血(腫瘍マーカーなど)を行います。
必要あればCT検査をあわせて行い、強く癌を疑う場合は連携先医療機関へのご紹介となります。

治療については専門医療機関で行われます。
内服治療など一部の治療は当診療所でも行うことができますので、ご相談下さい。

緩和ケア内科

肉体的・精神的苦痛を苦痛をやわらげる上井草在宅支援診療所の緩和ケア内科

病気の中には、適切な治療を行なった後にも痛みや苦しさなどが残ってしまうものがあります。
また、進行がんなどの場合、痛み・苦しさと生涯向き合っていかざるを得ないケースもあります。
重い疾患を抱える患者さまは、その疾患自体の症状のほかに、痛み、倦怠感などのさまざまな身体的症状、落ち込み、悲しみ、不安などの苦痛に悩まされます。

緩和ケア内科は、このような病気に伴う身体的・精神的な苦痛をやわらげ、患者さまのQOL(生活の質)を改善し、人間としての尊厳を保って暮らしていけるよう、患者さまと医師、医療スタッフが連携して対応していく専門の診療科です。
疾病の治癒を最優先する通常の診療とは異なった視点で診療を行っていきます。

緩和ケアは単なる苦痛の除去ではありません

緩和ケアを取り入れる第一の目的としては、肉体的な痛みや苦しさの緩和が挙げられます。
実際に物理的な痛み・苦しさが生じている患者さまに対し、痛み止めなどのお薬を処方し、その苦痛を和らげていきます。
がんの緩和ケアを例に挙げると、内服薬や外用薬などを利用し痛みや倦怠感、吐き気、嘔吐などの苦痛緩和を行うとともに、がんに伴う不安感・焦燥感など精神的な負担にも向き合っていくことで、QOL改善を図り、がんとの闘病を後ろ支えしていきます。

このように、緩和ケアは肉体的な苦痛の除去に留まらず、精神的な苦しみも和らげ、本来的な治療の一助にもなりうるのです。
痛みを我慢するのは、けっして得策ではありません。
当診療所では、こうした緩和ケアを外来にて行っております。
患者さまのお話を寄り添うようにお聞きすることで精神的苦痛をやわらげ、必要最小限の鎮痛薬で身体的苦痛を緩和いたします。

緩和ケアのために用いられる主な薬剤例

モルヒネ

モルヒネは、がんなどの痛みを緩和するために用いられる代表的な医療用麻薬です。
モルヒネは強い作用がありますので、中等度から高度の痛みがある患者さまに対して用いられます。
モルヒネには飲み薬、坐薬、注射薬、張り薬など、多くの剤形が揃っておりますので、種々のケースに対応して使い分けます。

もともと人間の体の中には、医療用麻薬と同じような作用を有しているβ‐エンドルフィンがあります。
この物質は、脳内や脊髄内の受容体に結合し、痛みを脳に伝える神経の活動を抑制し、強力な鎮痛作用をもたらします。
医療用麻薬もこれと同様のメカニズムで鎮痛作用をもたらします。
なお、麻薬は法律によって使用目的が制限されているため、不安に感じる方もおられます。
しかし、医師が処方する医療用麻薬は、作用と副作用を見極めながら使用量や使用間隔などを調整いたしますので、娯楽目的の麻薬とはまったく異なるものだとお考え下さい。

コデイン

コデインは、軽度から中等度の強さの痛みに対して用いられる代表的な医療用麻薬です。
モルヒネに比べると鎮痛作用や麻酔作用は弱いのですが、咳による苦しみを鎮めたり、肉体的・精神的な苦しみを穏やかにする効果は十分に認められています。

市販のアスピリンなど

鎮痛補助薬の主たる薬理作用には鎮痛作用はありません。
しかし、鎮痛薬と併用することによって鎮痛効果を高め、特定の状況下で鎮痛効果を得ることが出来ます。
抗うつ薬、抗けいれん薬などが代表的です。鎮痛薬だけでは痛みを軽減できない場合に用いられます。

鎮痛補助薬

鎮痛補助薬の主たる薬理作用には鎮痛作用はありません。
しかし、鎮痛薬と併用することによって鎮痛効果を高め、特定の状況下で鎮痛効果を得ることが出来ます。
抗うつ薬、抗けいれん薬などが代表的です。鎮痛薬だけでは痛みを軽減できない場合に用いられます。

そのほかにも多種多様な選択肢があります。お困りの方は是非一度ご相談下さい。

このような方は緩和ケア内科までご相談ください

  • がんの診断を受け治療が始まった
  • がんの手術後に痛みがなかなか解消されない
  • 痛み・苦しさによってよく眠れない
  • がん治療を受けているが、不安感がなかなか治まらない
  • 関節リウマチが進行してきた
  • 身体の節々に痛みがある
  • 強い痛みではないが、慢性的な疼痛が続いている など