睡眠時無呼吸症候群

こんな症状の方は要注意!

睡眠時無呼吸症候群

このような症状に心当たりのある方!

睡眠時無呼吸症候群(SAS)
の可能性があります。

  • いびきがうるさいと言われる
  • 寝ているときに呼吸が止まっていたと指摘されたことがある
  • 寝ているときに何度も目が覚める
  • 寝ているときに息がつまったりむせたりする
  • 寝汗をかいてのど・口が渇く
  • トイレに何度も起きる
  • 動悸で目が覚める
  • 夜中から明け方に頭痛がする
  • 目覚めが悪くすっきりしない
  • ちゃんと寝たのに眠った気がしない
  • 常に眠く頭がうまく動かない・集中力がない
  • 疲労感が取れず体が重く感じる・だるい
  • すぐに風邪をひいたり病気になりやすい
  • 朝起きた時の血圧が高い

当院では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)
のオンライン診療を行っております。

「気になる症状はあるけれど、受診するのはめんどくさい・・・。」

そんな方はオンラインでの診療をお勧めいたします。

自宅で普段通りに寝ながらできる検査(簡易検査)もございますので、

通院いただくことなく診療・検査が可能です。

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に呼吸が止まったり浅くなったりし、悪化すると酸素の取り込みが悪くなる病気です。夜間の睡眠が妨げられてしまい、日中の眠気や集中力の低下、起床時の頭痛や急激な血圧上昇などの症状が現れることがあります。

成人男性の約3~7%、女性の約2~5%にみられるといわれ、男性では40歳~50歳代が半数以上を占める一方で、女性では閉経後に増加する傾向にあります。

空気の通り道である上気道が狭くなることが原因で、一般に、”睡眠時無呼吸”という場合は、この閉塞性睡眠時無呼吸のことを指します。肥満の影響を受けやすいのですが、扁桃肥大、鼻炎・鼻中隔弯曲といった耳鼻科的な病気、あごが小さいこともなども原因となりうるため、肥満でなくても起こります。

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、初期は自覚症状に乏しいため、病気の存在に気付かず受診に至らないケースが多く、無治療のままとなっている方が多いと言われています。

もし睡眠時無呼吸症候群があるにも関わらず治療をせずに放っておくと、生活習慣病や血管・心臓・脳の病気として、高血圧・脳卒中・心筋梗塞などのリスクが高まり、特に重症例では心血管系疾患の発症率が約5倍にも高まるといわれています。また、近年睡眠時無呼吸症候群が生活習慣病へ悪影響を及ぼすことがわかってきており、糖尿病などのリスクも高まってしまいます。

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群かな?と思ったら

検査には、簡易検査とポリソムノグラフィー(PSG)精密検査の2種類があります。SASの疑いのある患者さんにはまずは簡易検査を行っていただきます。SASの症状が明らかな場合(AHI※が40以上の場合)、CPAP(睡眠時に使用する人工呼吸器)による治療対象となります。AHIが20以上40未満の場合、ポリソムノグラフィー(PSG)という精密検査の対象となりますので、患者さんのご希望があればPSG検査を行います。PSG検査を行い、医師が必要と判断した場合、CPAPによる治療を行います。

自宅でできる「簡易検査」

自宅でできる「簡易検査」

来院による外来診療の他に、オンライン診療でも診察が可能です。
睡眠時無呼吸症候群が疑われた場合ご希望の方には自宅で普段通りに寝ながらできる検査(簡易検査)を受けていただきます。 寝るときに手や鼻にセンサーをつけて、通常通り寝ていただくだけです。完了しましたら検査機器を箱に入れて送り返してください。 こちらで最重症の診断が出た場合すぐにCPAP療法が開始となり保険も適応されます。 睡眠時無呼吸の簡易検査と治療には、基本的には健康保険が適用されます。 3割負担の方の場合、簡易検査は約4,000円です。

手軽にできる「精密検査」

手軽にできる「精密検査」

当院では1泊入院で「精密検査」が可能です。
簡易検査で最重症まではいかないが程度が重たい方は「精密検査」を行い、重症と診断されれば保険適用でCPAP療法開始となります。
通常、大きな病院で行っている精密検査は、早い時間からの入院が必要で、かつ金額も5~6万円ほどかかります。当院ではお仕事帰りの方でも可能な19~20時頃に入院していただき、翌朝7時頃には退院というコンパクトなスケジュールで入院検査が可能です。
費用は3割負担の方の場合、入院および検査代で約3万円程度です。

検査までの流れ

1.クリニック受診(来院またはオンライン診療)
問診し、睡眠時無呼吸症候群の可能性がある場合、まずは簡易検査をお勧めします。
2.検査機器の送付
ご自宅へ直接郵送で検査機器が送付されますので、ご自宅で、夜間に鼻の下と指にセンサーをつけ、就寝中のいびきや呼吸の状態から睡眠時無呼吸症候群の可能性を調べます。
3.検査機器のご返送
検査機器を返送していただきます。
4.検査結果の説明
来院またはオンライン診療にて検査結果を説明(2~3週間後)させていただきます。

検査結果が睡眠時無呼吸症候群であると判断された場合(検査結果でAHI数値が40以上である)治療の開始となります。
AHI数値が40未満の場合は、PSG検査(精密検査)をお勧めします。
PSG検査は当院に1泊入院で行います。検査でAHI数値が20以上であれば、CPAP治療の対象となります。

治療法について

睡眠時無呼吸症候群の治療方法は、一概にどの治療方法が優れているということはなく、重症度や原因に応じて治療方法が選択されます。
当院では、呼吸器内科専門医が個々の患者さんの症状・状態に合わせて最適な治療方法をご提案します。睡眠時無呼吸症候群の治療は長期的に行うことが多いため、主治医としっかりと話をして、ご家族にも理解を得てもらうことが大切です。
治療には、対症療法といわれる症状を緩和させる治療と、根治療法といわれる根本的に原因を取り除く治療があります。いずれも個々の患者さんの状態に合わせて治療をご提案します。

CPAP治療(在宅持続陽圧呼吸療法)

CPAP治療(在宅持続陽圧呼吸療法)

最も一般的な治療方法で、CPAP(シーパップ療法:経鼻的持続陽圧呼吸療法)と呼ばれてます。
寝ている間、鼻にマスクを装着してもらい、CPAP装置から空気を気道へ送り続けることで気道を開いたままにしておくものです。
必要な機器はすべてレンタルとなり、保険の適用となります。

CPAP治療を始め、慣れるまではうまく眠れないことがありますが、なるべく患者様にご負担のないようデバイス・設定を微調整します。多くの患者様は、数か月の治療で治療効果実感得られ、装着にも慣れて継続可能となっていらっしゃいます。
CPAP治療を受けるには、定期的な受診が必要です(月に1度程度)。定期受診にはオンライン診療も利用できます。治療を始めてみて、困ったことや不安なことがありましたら、定期的な受診の時に、直接相談してください。

当院の治療の特徴

当院は、睡眠時無呼吸症候群を含め呼吸器疾患を専門とする、呼吸器内科のクリニックです。
入院ができる有床クリニックですので、従来ハードルの高かった大きな病院での入院を伴う精密検査も、夜来院・朝帰宅でお手軽に行うことができます。
患者さんの状態や症状に合わせて、最適な治療をご提案します。
治療をはじめてから、体調の変化や、不安なことや困ったことがあれば、いつでもご相談ください。わずかな体調の変化や治療状況とその効果、症状を確認させていただくことも、今後の治療方法に役立ちます。

当院ではオンライン診療を行っています