勉強会を開催しました!
- 2023.07.07
皆さんこんにちは。
だいぶご無沙汰しちゃいました、院長の辻です。
急激に暑くなり、訪問診療で屋外移動をするたびに体力をごりごり削られています。。
私の小さかったころを思い出すと、『東京都心 30℃猛暑!!』なんて新聞一面の見出しに出ていた記憶があります。その頃は、扇風機・うちわ・打ち水と、冷たい飲み物・果物などあればしのげていました。しかし、いまや気温40℃も見え隠れするようになってしまっております。異常ですね。
訪問診療で皆さんのお宅にお邪魔すると、いまだに冷房を利用していない方が大多数です。たとえ体感温度では涼しく感じていても、実際の室温が高いままであれば、屋内でも熱中症リスクは高まります。昔とは全く状況が違いますので、必ず室温計を設置し、28℃を超えてきたら、正しく冷房を利用して室温管理は徹底してください。あわせて水分摂取も心がけるようお願いします!
さて、本日の本題。
先日6月17日に、特別養護老人ホーム上石神井幸朋苑様のイベントスペースをお借りして、第1回上井草在宅支援診療所勉強会を開催しました。1回目にもかかわらず、現地40名+オンライン20名と大変多くの皆さまにご参加いただき、有意義な時間を過ごすことができました。ご参加いただきました皆様、また会場設営などお手伝いいただきました上石神井幸朋苑の皆さま、本当にありがとうございました!
今回は、地域医療に携わる各事業所の皆さまを対象とし、医療知識を高めつつ連携を深めることを目的として開催しました。どんな内容だったか、簡単にまとめてみます。
気管支喘息・COPDなどの呼吸器疾患に対して使われる吸入器について、分解した中身まで見せていただき健幸堂薬局の薬剤師さんに深堀りしていただきました。私からは慢性呼吸器疾患をお持ちの患者様と接する際に注意すべき点や在宅酸素にまつわることなどを講義させていただきました。看護部長青木からは、地域医療・介護連携を深めるために利用しているICTツールについて、成功例も交えてお話しさせていただきました。また、当院の看護部は、外来・入院・訪問診療全てに同じスタッフが携わる形を取っていることが特色であり、地域医療を肌で感じながら入院患者様のケアもできる利点などについて、主任看護師平野から皆さまにお伝えさせていただきました。
コロナ禍の影響で、数年間にわたり、こうして一堂に会する勉強会などができない日々が続いておりました。普段、地域医療・介護分野の皆さまと患者さんのことでやり取りはしていても、電話越しや画面越しがほぼほぼで、直接顔を合わせてお話しする機会が失われてしまっていました。もしかしたら私が古い考えなのかもしれませんが、やはり人と人がお互いを良く知るには、直接お会いするのが一番だと、つくづく今回の勉強会でも感じた次第です。今後も可能な限り、こうした場を設けて地域の皆さまと顔の見える連携を強化していければと願っております。
なお、次回以降は、患者さんやご家族、地域の皆さま向けの勉強会も開催していければと思っております。また決定し次第、ご案内を院内やブログ、インスタやツイッターなどに情報出しますね!
繰り返しになりますが。これからが夏本番。
暑い夏に負けないよう、バランスの良い食事と水分摂取、適切な室温管理を心がけましょう!!
ではまた!